ベトナム

ハノイの最終日の観光は4時間でOKなホー・チ・ミン廟周辺がおすすめ!

羽田空港からハノイノイバイ空港への直行便が出ているとっても便利で楽ちんなANAの復路の便は15時5分にハノイを立ちます。

15時までホテルでゆっくりしているのもいいけど、どうせだったら最終日までハノイの文化を思いっきり満喫したいと思いませんか?

心配性な私は2時間前には空港についていたい+空港に行く前にシャワーを浴びたいので、観光を終えてホテルに戻らなければいけないのが11時頃。7時過ぎにホテルを出れば観光時間は4時間!

たった4時間のタイムリミットでホー・チ・ミン廟、ホーチミンの家、タンロン遺跡を、できればホアロー収容所までコンプリートすることを目指します!

ホー・チ・ミン廟では2時間待ちをさせられた理とトラブル続出のなか4時間で果たして観光はできるのか?おひとり女子がハノイ4時間トリップをレポートします♪

まずははヒルトンハノイオペラホテルから、ホー・チ・ミン廟へタクシーで♪


ヒルトンハノイオペラホテルからホー・チ・ミン廟へは歩いていくと15分程度という事で、歩くかタクシーか迷ったのですがホテルのレセプションで「歩いて行ける?」と聞いたら、「ムリ」と言われたのでタクシーを呼んでもらう事に。

この時時刻は7時。「またホー・チ・ミン廟は空いてないですよ。」とレセプションのお姉さんに言われましたが、ホー・チ・ミン廟は混むという事を知っていたので「大丈夫。今行きたいです。」といってタクシーを呼んでもらいました。

ヒルトンハノイオペラホテルからホー・チ・ミン廟まではタクシーで20分程度?遅い…もしかして遠回りした?と思いながらも、ベトナム語で道を指さしながら何かを教えてくれるタクシードライバーさん。多分「あっちに行きな!」と言っているみたい。

タクシーを降りるとそこには長蛇の列が!?おぉ…さすがホー・チ・ミンさん。大人気!ホー・チ・ミン廟の周りを1周するんじゃないかと思うぐらい人が並んでる。まだオープンの30分も前なのに…諦めるか迷いながらも「せっかくだし!経験だ!」と思い、ベトナム人に混ざって長蛇の列に並ぶことに。

それにしても暑いー。列のヨコでは水や扇子を物売りのおばちゃんたちが熱心に売っています。

耐えきれずに何人かの並び客が購入します。

私はお水持参していたので、持っているパンプレットで仰ぎながらどうにか暑さをしのぎました。

並び始めて少しするとすこーしずつ進み始めます。30分後には入場門の手前ぐらいまで進みました。

入口のセキュリティーチェック付近で、ノースリーブの私に警備員さんが腰に巻いていた派織物を切る様に言います。まぢ…暑いんだけど。と思いながらも、他の並び客もみな指摘されているので仕方なく着る事に。どうやら肩と膝は出ていてはいけないようです。

露出がある女性はことごとく注意され、中にはパーカーを買いに行っている人もいました。

そのために入口付近に洋服屋さんがあるのかーと感心する私。

セキュリティーチェックでは水を没収されました。やっと敷地内に入れて40分経過。これなら間に合う!と安心していた私。

しかし、ここからが長かったー。なんとホー・チ・ミン廟を出るまでにかかった時間2時間!

その内ホー・チ・ミン廟内を拝観した時間はなんと5分程度!ものすごい時間並ぶことになりました。

ディズニーランド並み!実際に行ってみてわかったのですが、ホー・チ・ミン廟の中にはベトナム建国の革命家でベトナム人から絶大な人気を誇るホーチミンの遺体が安置されていて、そのお棺の周りを見られるというものでした。外国人とみられるのは私だけ。

私はこの列にならばないと有名なホー・チ・ミン廟の外観を見られないと思っていたのですが、どうやら外観は私がタクシーで降ろされた場所の反対側から見れた!という事が2時間並んでいた際に発覚しました。

2時間…かなり痛い時間の浪費。と思いながらも、真剣にホー・チ・ミンさんのお棺を見つめるベトナム人に混ざり、ハノイに来てから一番涼しいんじゃないかというぐらい近々に冷えたホー・チ・ミン廟内を数分間で見学しました。

その時私の頭の中では「千の風になって」が流れていました。”私のお墓の前で泣かないでください。そこに私はいません。眠ってなんかいません。”んー。眠ってらっしゃる。

有名人になると、亡くなってからもプライベートをさらけ出さなくちゃいけないんだなぁ。不憫だなぁと思いながら4人の警備員に囲まれて、上に蝋人形のホー・チ・ミンさんが置かれているお棺の周りを見学しすぐに外に出ます。

ホー・チ・ミンさんのファンとかならきっと楽しめたのだろうけど、歴史や文化が好きな私でも2時間は痛い…と思うような内容でした。

もっとしっかり調べておけばよかった…。1時間程度は並ぶかもという事は事前に調べていたのですが、まさかオープン前に行って2時間も並ぶはめになるとは…私が行ったのは祝日の日曜日だったのも関係しているのかもしれません。

こちらはどうしてもホーチミンさんに手を合わせたいという方以外は、内観はやめて外観のみ見学した方がよさそうです。

基本情報

住所

Hùng Vương、Điện Biên、Ba Đình、Hà Nội

料金

無料

営業時間

4月-10月は7:30-10:30
11月-3月は8:00-11:00

休業日

月曜、金曜
9月-11月の間はメンテナンスのため休業

ホーチミンの家だと思っていた黄色くて可愛い家は実は…

ホー・チ・ミン廟で2時間のロスをした私はかなり焦っていました。その時時刻は9時ごろ。もう時間がないと思い、ホーチミンの家は外観だけ見てスルーする事に。

ホー・チ・ミン廟があれだけの人気があるのだからホーチミンさんが住んでた家も相当な人気があって混んでるはず…そう思い諦める事に。ホーチミンの家では当時の生活の様子などが垣間見れるようで楽しみにしていたのでとても残念でした。

もし行くのであれば、ホー・チ・ミン廟ではなく先にホーチミンの家をみて余裕があればホー・チ・ミン廟に並ぶといいでしょう。ホー・チ・ミン廟を後にしてまっすぐ道なりにそって歩いていくと見えるのがレモンイエローの西洋風のかわいい建物。これがホーチミンの家か!立派だなぁ!と思い満足する私。

実はこれ、あとから気づいた事ですがホーチミンの家じゃなかったんです。

各国の要人を招いていた大統領府だったらしいです。こちらは内観は一般公開されていない為、外観のみの見学になるそうです。

ホーチミンの家だと勘違いして、ばっちり写真をとる私。あほすぎる…。

ユネスコ世界遺産に登録された、旧ハノイ城の跡地。タンロン遺跡へ

文化や歴史が好きな私はタンロン遺跡をみるのを結構楽しみにしていました。ホーチミンの家から歩いて10分程度でタンロン遺跡の入り口に到着します。

この時もどうやら私は道を間違えたらしく観光バスがたくさん止まっている駐車場をほそぼそと抜けて入り口にたどり着きました。

おどおどしているのかも私をみつけ、入口の売店のおじちゃんがあっちだよ!と指さしてチケット売り場を教えてくれました。

やっぱりハノイの人はとっても親切だ♥そうしてチケットをゲット、タンロン遺跡は大人3万VNDです。チケットを受け取ると、受付のお姉さんに「何処から来たの?」と聞かれました。

はじめて聞かれた国籍。外国人はやっぱり少ないのかな?チケットというより再利用できるホテルのカードキー見たいな物を、駅の改札のような所に入れて入場できます。

今まで行った観光地の中で一番近代的。一番古い遺跡なのに…(笑)と思いながらも2010年に世界遺産に登録されたタンロン遺跡にいざ足を踏み入れます。

チケットのゲートを通ると、目の前には立派な旧ハノイ城が!ちょっとハゲハゲだけど、やっぱりかわいいレモンイエローです。

重工な城壁を通り抜けるとすぐにおおきな鐘が現れます。すごく立派!

その通りを歩いていくと有名な敬天殿の龍の形をした手すりが残っています、もともとこの上には皇帝の宮殿が建っていたそうです。タンロン遺跡は今でも発掘が進められていて、どんどんエリアが広くなっているそうです。

遺跡敷地内の一番はじには発掘されたものを集めるような場所も見る事が出来ました。

敬天殿を抜けていくと中国っぽいモニュメントが置いてあります。こういう雰囲気好き♥当時の王族のみやびやかな暮らしがうかがえるような豪華なモニュメント。何に使ってたんだろうー?

更に歩いていくと地下に潜る階段があります。前を通っていた人が降りて行ったので、私も便乗して降りてみる事に。なんだか遺跡とはちょっと雰囲気の違う懐かしい色合いの地下室におりました。どうやらここはベトナム戦争の時にホーチミンをはじめとするベトナム人民軍の司令部だった場所らしいです。その名もD67。

当時使われていた電話などの通信機器やノート、爆薬などが置かれています。

重厚な分厚いドアは原爆にも耐えられる作りになっているそうです。

それから遺跡ないをうろうろして最後に一番最初に通った城壁の階段をのぼってみる事に。

遺跡内は、東南アジアらしい緑一杯の景色でなんだかジャングルに迷い込んだような気分になります。

タンロン遺跡は今でも発掘が進められており、どんどんエリアが拡大しているそうです。

階段を上った所では、学生らしきお兄ちゃんたちがカメラマンさんに写真を撮ってもらっていました。

水たばこみたいなのを口から出してかっこつけてる…卒業アルバムか何かの撮影なのかな?城壁の上からの長めはとても良いです。

よく観光案内などにも乗っている監視塔のフラッグタワーも見る事ができました。

滞在時間はおおよそ1時間弱。遺跡や世界遺産が好きな人ならたのしめますが、あまり興味がないなら入場はせずに無料で見れる外壁を楽しんだ方が良いかもしれません。

余裕をもってホテルに帰ります

もう時刻は10時を回ろうとしています。ビビりな私は、2時間のホー・チ・ミン廟でのロスと暑さにやられてホテルに戻る事に。

最後の思い出にホテルのお姉さんには無理!といわれた徒歩でホテルを目指す事にしました。

というのも途中にほホロアー収容所など観光スポットがあったので体力が残っていたら途中で寄ろうと思っていました。

ですが、暑さでへとへとになり行く気にはなれませんでした。でも、帰り道で可愛いお店を見つけたり、最後にハノイの町の雰囲気を楽しめたのでこれはこれでよかったかな♪

鳥かごに入っている鳥。

ちょっとかわいそうな気もするけど、すごくかわいい♪

ホアンキアム湖の通りでは、ホコ天になっていて子供が自動車のおもちゃにのってお遊んでいました。なんかのイベントだったのかな?

ホテルに着いたのは10時半。少し余裕があったので、ホテルのお隣にあるハイランズコーヒーで地元の人たちがこぞって頼んでいる抹茶のフラペチーノ的な物を頼んでみる事に!

甘くないホイップクリームと下にある抹茶のゼリーがすごくおいしい♪ドリンクというよりパフェに近いボリューミーで美味しい地元の味でした!ちなみに一番大きなサイズで5万9千VND(300円)程度。

大きさはスタバのトールと同じぐらいだと思います。こんなにおいしいのにこんなに安いなんて!抹茶ティーを飲みながら、ホテルに戻りゆっくりシャワーを浴びていると突然ドアがノックされました。急いでタオルを巻く私。するとドアが開いてお掃除のおばちゃんが!

「sorry!」と言って急いで出ていくおばちゃん。そうですよね。今掃除の時間ですよね。

チェックアウトは12時までだったので、ぎりぎりまでいるとは思わなかったらしく入ってきたおばちゃん。お互いに気まずい笑 ともあれしっかり汗を流してすっきりして、荷物をまとめて12時前数分前にチェックアウト。

ホテルからノイバイ空港までは40分程度という事なので、20分ぐらいロビーでくつろぐ事に。

旅の写真を見返したりメールチェックしたり、さっきまでのあわただしさがうそだったというぐらいゆったりと20分を過ごします。

さぁそろそろ、ノイバイ空港に向かいましょう。フロントでタクシーを呼んでもらいさっそく空港に向かいます。

ホテルの部屋にあった日本語の案内書には市営タクシーは片道36万VNDで行けると書いてありましたが、私は結局46万VNDかかりました。それでも40分を2300円程度で走ってくれるのだから良いでしょう。

なかなかハードな最終日でしたが、無事に時間通りにノイバイ空港に着く事ができました♪最後までハノイを満喫できて大満足!

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ライター、デザイナー、ディレクター
中嶋といろ
旅に関わるクリエイティブを作る人。 旅するために25歳までフリーター。その後、正社員になるも旅ができないことにストレスを感じプチ鬱。好きなことだけして生きることを決め、トラベルライター、Webデザイナー・ディレクターに。お仕事のご依頼はメールにてお願いします。