日本人にはあまり馴染みのない、イタリアのヴィチェンツァ(Vicenza)はルネサンス期の優れた建築家アンドレーア・パッラーディオが手がけた美しい町並みで知られ、「パッラーディオの街」と称されるほど、町中はどこにカメラを向けても絵になる景色ばかり!
世界遺産にも登録されている町に、ヨーロッパ周遊おひとり女子旅の経由地としてはじめてユースホステルを利用しました!

ガイドブックにもあまり乗らない日本人を見かけない街で朝からスーツケースぶっ壊れ事件や地図も持たずに街歩きの大冒険をして案の定迷子になって半べそ事件など今回も恥ずかしい事件ばかりのローマ帝国の香りを感じられるヴィチェンツァの町をレポートします♪
イタリア、ヴィチェンツァ。世界遺産の街の魅力

ヴェネチアから電車で一時間程度のイタリア共和国ヴェネト州に位置する小さな街は、日本人にはあまりなじみがありませんが、ルネサンス期の優れた建築家アンドレーア・パッラーディオが手がけた美しい町並みで知られ、「パッラーディオの街」と称されるほどどこを見てもまさにイタリア!といったような赤土色の見物が美しく優雅に立ち並びます。
ユネスコの世界遺産「ヴィチェンツァ市街とヴェネト地方のパッラーディオのヴィッラ」の一部として登録されており、街歩きを十分に楽しめます。
ヴィチェンツァの街を見守るバシリカ・パラディアーナ

ルネサンス期の著名な建築家アンドレーア・パッラーディオの生み出した建築の中で、特に有名なのがヴィチェンツァの町で最もにぎわっている中心地にあるバシリカ・パラディアーナ。柱を組み合わせた開口部を持つロッジア(開廊)が初めて設けられたことで有名な建物です。
はじめてのユースホステル♥イタリア旅の経由地として選んだヴィチェンツァは「かわいい!」の宝庫だった!
実は、ヴィチェンツァはヨーロッパ周遊旅行の経由地としてしか考えていませんでした。
オーストリアからスタートしたヨーロッパ3ヶ国を鉄道で巡る旅のイタリアでの滞在地として選んだのが、ヴェネチアとベローナの間にありユールホステルの値段も安かったヴィチェンツァでした。
ガイドブックでもなかなかお目にかかれないこの町では案の定日本人は1人も見かける事がありませんでした。
そもそも「泊まるだけ」としか考えていなかったこの町。事前に調べたアンドレーア・パッラーディオという建築家が手掛けた美しい街という売り文句もサプタイトルぐらいにしか思っていませんでした。
街を歩いてびっくり!こんな所に暮らせるイタリア人って本当に羨ましい!
早朝6時ぐらいに寝台列車で到着し、自分の半分以上の大きさのあるスーツケースをころころ転がして駅から10分程度のユースホステルに向かう途中、カメラを取り出すために何度足を止めたか数えられません。

ちょっとした街の景色が本当に美しい。

そして女子だったらカメラに収めずにはいられないほどかわいい♥

アンドレーア・パッラーディオさん、泊まるだけなんて馬鹿にしてごめんなさい!

さすがは世界遺産に登録されるだけあるな…といった写真好きにはたまらない街だと思います。
日本のガイドブックに載るようなミーハーな観光スポットがないので、日本人は1人も見る事ができませんでしたが、ここは訪れる価値のある町だと思います。

美しい建築に腰かけながら若い女の子たちがお菓子を食べながら女子会をしている様子を見て、とても羨ましく思ったのを鮮明に覚えています。今風な服装をしたイケイケの高校生ぐらいの女の子たちが当たり前のように長い歴史を持つであろう建築物に座っているんです。
日本人の私からしてみればこの景色を見れるだけでも感動しているのに彼女たちにとってはただの日常の風景で当たり前なんです。もしも、こんな所で生まれていたら私の感性はもっと違っていたのかな、なんて彼女たちをうらやましく思わずにはいられませんでした。


