イタリア

ヴィチェンツァのゲストハウスなら【Ostello di Vicenza】がおすすめ!ドキドキの体験レポート

ひとり旅のハードルとして、宿泊施設の問題があります。

ひとりだと部屋代が倍以上高くなってしまったり、そもそもひとりだとホテルを予約すらできなかったり…ひとり旅が一般的になってきたとはいえ、まだまだホテルではひとり旅をするハードルが高いのが事実です。

そんなおひとり女子旅の強い味方が【ユースホステル(ゲストハウス)】です。

ドイツで生まれた、簡易別途を何台も並べ旅行者が同じ部屋で寝るシステムでヨーロッパであっても1泊朝食付で3000円程度ととてもお得なのが特徴です!知らない外国の人と一緒に泊まるなんて怖くないの!?そんな安い宿泊施設って実際どんな感じなの?と女子であればちょっと不安になってしまうユースホステルに20代OLがひとりではじめて利用してみました♪

はじめてのゲストハウス(ユースホステル)、ドキドキ体験レポートです♪

そもそもゲストハウス(ユースホステル)って何?

発祥の地ドイツでJugendherberge(ユーゲントヘルベルゲ)として親しまれているユースホステルを考案したのは小中学校の先生でした。

当時のドイツは急速な工業化に伴う大気汚染で肺病になったり、鬱々として元気のない子供たちがたくさんいました。その様子を見て憂いていたのが、リヒハルト・シルマン先生でした。

彼は子供達を夏休みに自然の中に連れ出し、滞在する事を計画します。当時大人数の子供たちが泊まれる施設はまったありませんでした。そこで、夏休みにつかっていない学校を宿泊施設として利用する事を考えました。「借りたものは綺麗にして返す」というリヒハルト・シルマン先生の教えで、セルフサービスや自己管理を身に着けられる子供がどんどん増えてきて、ついに地元のアルテナ市の積極的な賛同と援助により、1912年中世の古城「アルテナ城」を専用のユースホステルとして設置することになりました。

アルテナ城は今でもユースホステルとして現役で提供されています。現在では世界で約80の国と地域に約4000か所のユースホステルがあり、旅人のコミュニケーションの場として多くの人が利用する施設へと成長しました。

ゲストハウス(ユースホステル)の楽しみ方と注意点

ユースホステルは、バックパッカーが安くてとりあえず寝られる施設の様に思われてしまう事が多いのですが、決してそれだけではありません。

ユースホステルはただ寝るだけの簡易施設ではなく様々な国と年代の人とコミュニケーションを持てるちょっとしたコミュニティーとなっています。異国でひとり旅をしていると、どうしても人が恋しくなる時があります。そんな時に目的は違えど、同じ場所で同じ時を過ごせる仲間との出会いは一生の宝物になります。

私も様々なユースホステルを利用しましたが、その場所その場所でいろいろな目的を持った様々な国と年代の人と出会いました。同じ日本人でも、私とは全く別の目的で滞在している人や、同年代の学生だったり普段の生活では関わる事の出来ないような人と一晩だけの特別な語らいの時間を持つことができるのです。

そして、ユースホステルには基本的に共有のキッチンが付いている為、地元のスーパーで買った食材を自分で調理する事も出来ます!まるで現地で暮らしているかのような体験をする事ができるのもユースホステルの魅力の一つです。

とはいえ、ユースホステルを利用する人の目的は千差万別です。こちらが交流したくてうずうずしていたとしても、相手はただの宿泊施設としか考えていなく、疲れていて早く寝たい!と思っているかもしれません。話しかける事自体は悪い事ではありませんが、相手の反応を見て早く話を切り上げたい雰囲気を出していたら無理におしゃべりに付き合わせないようにしましょう。

また、知らないまったく別の文化の人同士が同じ部屋に泊まる訳ですから最低限の貴重品の管理は必要です。たいていのユースホステルには荷物を収納できるスペースがありますが、貴重品であるお財布やケータイなどはポーチに入れて寝る時も下げておくか、自分の体の近くに置いておく、目につかない所に置いておくなど工夫する事が必要です。

こうした最低限の配慮によって安全で快適なユースホステルの旅を送る事ができます。実際に私はヨーロッパ4都市でユースホステルを利用しましたが、物が無くなったことも危険な目に遭ったこともありません。

どこで会う人も、とても親切でフレンドリーな為、食事に誘ってもらい夜の街に繰り出したり、夜な夜な夢を語ったり本当に素敵な体験ばかりでした。そうした素敵な記憶を残すためにも、自分自身で気を付けられる事に配慮し、自己管理能力を身に着ける良い機会ととらえると良いでしょう。

ヴィチェンツァのゲストハウス(ユースホステル)【Ostello di Vicenza】

ヴィチェンツァのユースホステル【Ostello di Vicenza】は、ヴィチェンツァ駅から徒歩10分程度の場所にありオリンピコ劇場やバシリカからも近い観光地の中心的なロケーションに位置する利用安いユールホステルです!

朝の7時前にヴィチェンツァ駅に到着した私は、印刷したgoogleMapを片手に重たいスーツケースを転がしながら古代ローマの面影を残す美しいヴィチェンツァの街を、石畳の道路後ゴロゴロと大きい音を鳴らしながら歩いていました。

途中美しい景色に足を止め、写真を撮りながら目印の円形の道路に差し掛かって10分、例のごとく迷子になりました。

確実に【Ostello di Vicenza】は近くにあるはずなのに見つからない…途方に暮れた私は、道路の掃除をしていた清掃員さんらしきおじさんに地図を見せ道を尋ねてみました。するとおじさんはじっと地図を見て、すぐに道案内をしてくれました。

実は私、【Ostello di Vicenza】をとうに通り越していたのです。【Ostello di Vicenza】を指さして教えてくれたおじさん、ヴィチェンツァ最終日にもたまたま合う事が出来て手を振ってくれました。

とっても優しくてチャーミングな渋いイケメン♥

【Ostello di Vicenza】は結構急な階段を上らないと受付に入る事ができません。私のスーツケースはたいていパンパンに詰められているのでめちゃくちゃ重い!そして身長153センチのちびにとっては自分の半分以上の大きさがある大物です。

ずるずるとスーツケースを引きずって階段を上っていたら、先ほどのおじさんが道の逆側から大声で何かを言っていました。すると階段に座っていた地元の若者が「手伝うよ!」と声をかけてくれました。私の為に、おじさんは若者たちに声をかけてくれたのです。おじさん!なんて優しいの♥

若者たち(と言っても私と同じぐらい)の力を借りて、どうにかレセプションにたどり着いた私。チェックインは15時ごろなので、それまで荷物を預かってもらう事に!身軽になってヴィチェンツァの町を散策しに出かけました。

【イタリア】世界遺産の街「ヴィチェンツァ」を観光♪素朴な古代ローマを感じるバシリカを訪ねてウィーンからヴィチェンツァへ寝台列車で到着した時間は朝の6:13。 https://withbe.net/1378.html ...

15時になり再び戻ってきてチェックインをして、対にドキドキのユースホステルに宿泊です!部屋のキーを貰って、さっそく向かいます。

どんな人がいるのかな、とドキドキしながら扉を開けるとそこはもぬけの殻。結局その日は誰も来る事はありませんでした。特に部屋の指定はしていなかったのですが、利用者が少ない時期だったのか私は2人部屋を使わせてもらえました。

ヨーロッパの冬は乾燥していて、とても寒いので長時間街歩きをしていてもあまり汗を書く事がありません。

ですが、きれい好きの日本人。寝る前にはどうしても熱いシャワーを浴びないと気が済まない私は、お風呂セットを持ってシャワー室に向かいました。

よくあるジムや市民プールのシャワー室のような感じでいくつか個室があり、そこで簡易的にシャワーを浴びられるようになっています。服を脱ぎシャワーを出すと「冷たっっっ!」2月の寒い中、なぜか行水をする私。これはヨーロッパあるあるですが、なかなかお湯になりにくく日本人にとってはぬるい!しかも水圧も弱い!浴びられないよりはましなので、この日は体だけ洗い、髪の毛は次の日に洗いました。

その日は誰も同じ部屋に宿泊しなかったので、とっとと寝る事にした私。朝目覚めてさっそく朝食をいただきに行きます。

大抵のユースホステルでは朝食が無料でついています。朝食と言っても、パンやシリアルとしったとても簡易的な物とミルクやオレンジジュースが飲めます。ちょっと固いフランスパンをどうにかかみちぎって朝ごはんをいただきました。ちなみに【Ostello di Vicenza】のキッチンはこんな感じ↓

キッチン用品は共有なので、自由に使う事ができます。

夜になると、宿泊者が朝食の会場に集まり思い思いの食事をとったりテレビを見ていたりしました。私ももれなくキッチンに行き夕食を作っていました。電気ポットなどはないので暖かい飲み物を飲みたいときはお鍋でお湯を沸かさなければいけません。

そんなこんなで過ぎた3日目。観光から帰ってきて部屋に帰ると、なんと人がいました!驚きとうれしさとでフリーズする私に笑顔は「はろー!」と話しかけてくれた彼女、忙しそうに荷物を整理してすぐに出て行ってしまいました。

【Ostello di Vicenza】で同じ部屋に泊まったのは彼女だけ。結局【Ostello di Vicenza】ではあまり会話をすることができませんでした。その後に行ったニース・リヨン・パリでのユースホステルではたくさんの人と相部屋になりいろいろなお話をすることができましたよ♥

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ゲストハウス(ユースホステル)【Ostello di Vicenza】について


Ostello di Vicenza
【tel】+39 0444540222
【address】Viale Antonio Giuriolo 7/9
Vicenza, Veneto
36100 Italy
【mail】info@ostellovicenza.com
私はここのサイトを使って予約しました→非営利型一般財団法人 日本ユースホステル協会

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ライター、デザイナー、ディレクター
中嶋といろ
旅に関わるクリエイティブを作る人。 旅するために25歳までフリーター。その後、正社員になるも旅ができないことにストレスを感じプチ鬱。好きなことだけして生きることを決め、トラベルライター、Webデザイナー・ディレクターに。お仕事のご依頼はメールにてお願いします。