ドイツ

ドレスデンを観光するならここがおすすめ!所要時間と歩き方マップ

ドイツの観光で東部きっての人気都市であるドレスデン。メルヘンな国の中で圧倒的に美しく、絵にかいたようなおとぎの世界を垣間見れるバロックの古都ドレスデンは、日本でいうところの京都のような存在で、歴史と文化がつまったまさにドイツのメルヘンが集結した古都なのです♥

さらにドレスデンのシュトリーツェル・マルクトはドイツで最古のクリスマスマーケットと呼ばれており多くの国から観光客がつめかけてにぎやかで優しいクリスマスの雰囲気を味わう事ができます。

今回は短い時間でたっぷりとドレスデンのメルヘンな街並みとクリスマスマーケットを楽しむ方法、初心者だとちょっとわかりずらい路面電車の乗り方(私は迷いまくった!)をレポートします♪

ドレスデンを観光するならここがおすすめ!観光スポット♥

ドレスデンの町は、ドイツの中でも柔らかい色の建物がとても多いです。それとは別に、中世のバロック様式を思わせるお城があったりと、歩く度に変わっていく色と景色に夢中になります。

フラウエン教会

観光の中心となる旧市街の真ん中に鎮座するのがこのフラウエン教会です。

外観ももちろん美しいのですが、見るべきなのはその内観です。長蛇の列を見つけとりあえず並んでみる事にしたところ、どうやら様子がおかしい。なぜだか全く進まない…恐る恐る前に並んでいるベビーカーのご夫婦に「これって入口ですよね?」と聞くと、「?」という顔。どうやら英語が通じていないらしくどまどってからスタッフさんを呼んできてくれました。

そのスタッフさんに聞きなおしたところ、この列は中に入る列ではなくく別の列だという事が判明!なんてこった!お礼をいって教えてもらった方に歩いていきます。それにしても笑顔の素敵なご夫婦!そして親切♥旅をしていると、本当に人の親切に触れる機会が多くなります。

ようやく中に入る事ができ、内観をみて思わず息をのみます。

豪華絢爛ながら、フランスのロココを思わせるような淡い色合いには思わず見入ってしまいます。コンサートなどもよく開催されるようで、私が行った日の夜にはおしゃれに着飾った人達がフラウエン教会の周りに多くいました。

このフラウエン教会はとても美しく昔からその姿を見せ続けているかのように穏やかな空気が流れますが、実は第2次世界大戦で崩壊してしまいその後再建されたのが今の姿です。

平和と和解の象徴として再建されたフラウエン教会はオリジナルに忠実に再建する為に、バラバラになったパーツを一つ一つ組み合わせてつくったそうです。

ドイツは第2次世界大戦での日本と同じ敗戦国です。ドイツを旅していると、世界大戦で破壊されその後再建されたという建築物を多く見る事ができます。

どんなにひどい戦争が起こったとしても人々は必ず立ち直る事ができる!という勇気を貰うと同時に、戦争はそれほど人々が大切に祈りをささげていた場所さえも無慈悲に壊してしまう。

そして昔から息づいてきた空気や思い出さえも消し去ってしまう。本当に悲しい物だという事が心にチクチクと訴えかけてきます。

ツヴィンガー宮殿


かわいらしい町中の色とは一変して、重工で気品の漂う雰囲気をまとったツヴィンガー宮殿はドレスデンのハイライトともいえる観光スポットです。

ザクセン王国の栄華とアウグスト強王の権力を象徴する宮殿はバロック建築の最高峰とされ、隅々まで技と贅が尽くされています。周りを歩いているだけでも、遠い昔の崇高な女王様のような気持ちになれる程雰囲気が漂う空間♥

女王様気分で、ドレスデンの町を見下ろしながら歩くと今にも重厚な鎧に身を包んだ兵士たちの姿が見えるようです。敷地内には陶磁器コレクションが展示されていて、豪華絢爛の美しい陶磁器を見る事もできます!

さらにツヴィンガー宮殿内にあるアルテマイスター絵画館はヨーロッパの古典絵画の名品を貯蔵する世界的に名高い美術館として知られています。

レンブラント、ルーベンス、フェルメールなどといった有名どころに、一番人気のラファエロが晩年に描いた祭壇画「システィーナのマドンナ」など、美術の教科書で見た事のあるような有名な絵画をまじかで堪能する事ができます。

一番下にいる2人の天使、よく見かけませんか?私はよく某有名レストランでなじみ深かったです♥

君主の行列

長さ約100mにわたって約2万5千枚ものマイセン磁器タイルを使って描かれた壁画「君主の行列」は、ドレスデン城の北側から続くシュタルホーフで見る事ができます。

1907年に作られたこの壁画は、あの世界大戦を奇跡的に生還して、今でも当時の姿を見せてくれています。今から百年以上も昔に作られた壁画が今も美しくその姿を残していると思うとなんだが胸が熱くなってきます。

クリスマスマーケット

ドレスデンのクリスマスマーケットは世界的にも有名で、クリスマスの時期には世界中から人々が押し寄せて前が見えないほどの賑わいを見せます。それもそのはず、ドレスデンのクリスマスマーケットは1434年から続く世界最古のクリスマス市シュトリーツェルマルクトなのです!

最近日本でもはやっているクリスマスのお菓子シュトレンの発祥の地でもあるドレスデンは華やかながら、どこかほっこりできる懐かしさをもった暖かでうつくしいクリスマスマーケットが行われています。
人はとても多いのですが、行かう幸せそうな人を見ながら暖かいグリューワインを飲んでいるとひとりでも幸せな気持ちになれます♥暖かな光がキラキラ輝き、お菓子やお料理のおいしそうなにおいが心を躍らせます。

ドレスデンを観光するならこのくらいの所要時間を見ておいて!

ドレスデンから観光の中心旧市街へは路面電車で15分程度。そんなに遠くはない距離です。しかし、ドレスデンの旧市街地はどこを歩いてもうっとりするようなかわいらしいくメルヘンな路地と建物ばかり!

歩いては立ち止まる、歩いては立ち止まるを繰り返していると、すぐに日が暮れてしまいます。

もちろんマジックアワーのドレスデンもそれはそれでキレイなのですが、せっかくならかわいらしい淡い街の色合いを楽しむ為にも町中は日があるうちに観光するのをお勧めします!

そして、日が暮れてからはクリスマスマーケットを楽しむと良いでしょう!

というわけで、少なくともお昼頃から日が暮れる頃までいるとしても5時間程度は見込んでおくと安心です!

私はハノーファーからドレスデンまで片道4時間かけて行き、帰りにハノーファーに戻ってきたころには11時を過ぎていました!

ドレスデンを観光するならこんなスケジュールはいかが?歩き方マップ♥

ドレスデンの観光の中心は、旧市街になります。なのでまずは路面電車(トラム)にのってドレスデン中央駅からフラウエン教会を目指しましょう!

ドレスデンの駅は思わずカメラを構えたくなるぐらい、とっても素敵な駅です♡実は帰りの列車の時間を間違えて、1時間ぐらい寒空のしたこの駅でぼーっとしていた私(笑)人気の街とは言え、長距離の列車は新幹線と同じで本数が少ないので私の様にならない為にも気をつけてください♥

駅を出て少し進むと、かわいらしい路面電車(トラム)が走っていいます。

路面電車(トラム)は何本もあるので、間違えないように気を付けましょう!チケットはドレスデン中央駅やトラム内でも買う事ができます。

私はトラム乗り場の近くにある自動販売機で購入しましたよ!1日券や回数券があるので用途に合わせて買い分けると良いです♪

私は行きと帰りだけだったので、普通に1回のチケットを買いました。ドキドキしながらトラムにのってフラウエン教会の近くの駅で降ります。駅を降りてまっすぐ歩くとフラウエン教会とかわいらしい街並みが見えます♥

ここらへんは色合いも淡くとてもかわいらしくキレイです♥ぜひ日が高いうちに回っておきたいスポットです1

そこから歩いて数分の君主の行列へ向かいます。

君主の行列を抜けてさらに歩くと、思わず口をぽかんと開けてしまうほど豪華絢爛なツヴィンガー宮殿が見えてきます。このあたりは重厚なバロック形式の建物が多くみられ歩いていてもとてもワクワクたのしいです!

日が暮れてきたらここからクリスマスマーケットが開催されているシュトリーツェルマルクトを目指して歩きます。

ツヴィンガー宮殿から歩いて歩いて10分程度です。シュトリーツェルマルクトの近くには大きなショッピングモールがあるのできれいにクリスマスの飾りつけがされた通りを抜けて行っても楽しいですよ!

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ライター、デザイナー、ディレクター
中嶋といろ
旅に関わるクリエイティブを作る人。 旅するために25歳までフリーター。その後、正社員になるも旅ができないことにストレスを感じプチ鬱。好きなことだけして生きることを決め、トラベルライター、Webデザイナー・ディレクターに。お仕事のご依頼はメールにてお願いします。