2013年の式年遷宮を終えて、ますます人気の高まる【伊勢神宮】。神社の参拝の仕方ってそもそもよくわからないのに加え、伊勢神宮はなんと【内宮】と【外宮】に分かれていて、しかも【別宮】まであり、もう正直パニックになってしまいそう(笑)今回は、地元三重県の方から聞いた、正式な伊勢神宮の正しい周り方とひとりでも恥ずかしい思いをしない参拝の方法をご案内します!
伊勢神宮の正しい回り方!外宮が先!は実は間違えだった!?

伊勢神宮といえば【外宮】と【内宮】に分かれてる珍しい神社です。一般的には、【外宮】を先に参拝して【内宮】に行くのが正式な回り方と言われていますが、実はこれも間違え…私は伊勢市に行く前に、仕事で毎年伊勢神宮を参拝している地元三重県民とお話をさせていただいたのですが、その方曰く「夫婦岩(二見興玉神社)を参拝して身を清めてから、伊勢神宮の【外宮】、【内宮】と参拝するのが正式」だそうです。実際に調べてみると、浜参宮と言われる習わしで、古来より伊勢神宮を参拝する前には二見が浦でみそぎを行って、身を清めたそうです。
伊勢旅で余裕があれば、1日目は二見興玉神社を参拝しみそぎを済ませ2日目に伊勢神宮を参拝すると完璧です!時間がない場合は、二見興玉神社は省き【外宮】【内宮】と参拝するのが一般的だそうですよ!
伊勢神宮の正しい参拝方法

「外宮先祭」と呼ばれるように、伊勢神宮は【外宮】からの参拝が習わしとされています。まずは、外宮から参拝します。
参道の中央は歩いちゃダメ!

【外宮】でも【内宮】でも、まず入口に着くと手水舎と呼ばれる手を洗う場所があります。両手を洗い、口をゆすぎますが、私はどうしても口をゆすぐのに抵抗があるので口をゆすぐしぐさだけします。実際にこれでもOK!とされています。ちなみにこちらが【伊勢神宮】が直々に教えている、手水と参拝の作法です↓
鳥居を通る前には、軽く一礼します。参道は神様の通る場所なので、真ん中をずかずか歩くのは失礼とされています。はじを歩くようにしましょう。
ご正宮は感謝を伝える場所!お願いはタブー

正宮に来たら、「二拝二拍手一拝」の拝礼をします。おじさんやおばさんは、「この道何十年!」ってぐらいに大げさに拝礼をしますが、正直私はあそこまでしなくても感謝の心さえあればいいと思っています。これ見よがしにアピールするのは神様もドン引きするんじゃないかと思うし(笑)
伊勢神宮のご正宮では、個人的なお願いをするのはタブーとされています。実は伊勢神宮には賽銭箱がありません。「私幣禁断」といい、天皇陛下以外のお供えは長らく許されていなかった為です。ただし、今はみんなひょいひょいとお金を投げています。やっぱりお参りに来たらお賽銭は置いていきたいですものね。

【外宮】でも【内宮】でも、ご正宮は日頃のご加護に対して神様に感謝する場所と言われています。私は「また無事に参拝する事ができました。ありがとうございます。これからも仕事やもろもろ精進します」という旨をお伝えしてきました。
伊勢神宮の正しい周り方♪「片参り」は縁起が悪い?

伊勢神宮には【外宮】と【内宮】がある事は広く知られていますが、どちらかといえば日本人の総氏神と言われる天照大御神(あまてらすおおみかみ)を祀っている【内宮】の方が有名で時間がなければ【内宮】だけ参拝しておかげ横丁を楽しもう♪という人もたまにいます。しかし、この【内宮】だけ!とか【外宮】だけ!というのは「片参り」と呼ばれ縁起の悪い物とされています。
ただし、参拝者の統計からみると半分以上は片参りをしていて、地元の人でも【内宮】だけお参りするという人もいるそうです。私がお話を伺った、毎年伊勢神宮にお参りに行かれている地元の方は「片参りは良くない!」とおっしゃっていましたが、時間がない場合は【内宮】だけ回るでも罰は当たらないようです。
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