ウィーン

女性の一人旅はウィーンがおすすめ!冬でも楽しめる観光スポットはここ♪

”音楽の都”と呼ばれる華やかで豪華絢爛なウィーン。ハプスブルク家が帝国を築いた頃は、モーツァルト、ハイドン、ベートーヴェンなどの有名人が活躍していたほどにぎやかで繁栄した都市でした。

そんなウィーンは実はとても小さな町。ウィーン歴史地区は世界遺産に登録されていますが、歩いて町を1週できるほどに小さな町なのです♥

マリーアントワネットが幼少期を過ごしたシェーンブルン宮殿やハプスブルク家の宝物が所狭しと並ぶ美術館もたくさんあり、ヨーロッパビギナーにとっては歴史や文化を知るためにもとってもおすすめのスポットです♪

そんな華やかでひとり旅にもおすすめなウィーンですが、山に囲まれたこの町は冬は信じられないぐらい寒いんです!今回は2月の体感温度-20℃という極寒のウィーンでのおひとり女子旅レポートです!

女性の一人旅デビューにもおすすめ!ウィーンが選ばれる理由


ウィーンは街並みが世界遺産になるほど美しい地区です。初めてヨーロッパ旅行に行くならウィーンに行けば間違えなし!と言えるほど日本人が想像するヨーロッパのゴシック調の美しい街並みが広がっています。さらに日本人観光客も多く、地元の人もわりかし日本人慣れしているので全く意思疎通ができない~!!!なんてことも少ないでしょう。

特に、ウィーン歴史地区はどこを歩いても女子がキュンキュン♥する街並みばかりな上に、か弱い女子でも歩いて一周できるほどの小さな町でおしゃれにお散歩するにはもってこい♪

ハプスブルク家が帝国を築いた国、モーツァルトの生まれた国、ザッハトルテの国。ウィーンには何日いても飽きないほどの観光スポットと、居心地の良い空気館が流れます。ウィーンに行ったらそのまま暮らし始めてしまったなんて日本人も多いと噂されるほど、日本人にとってはまるで夢のような国なのです。

美術館や博物館が充実していて、日本では体験できない中世のお城をお姫様気分で回る事ができ、おいしいシュニッツェルやザッハトルテが楽しめる。おひとり女子旅にはピッタリなのがウィーンなのです♥

女性が一人旅でウィーンをまわるなら観光はここがおすすめ♪

はじめてのオーストリア・ウィーンの旅は4日間。今回ウィーンに行った目的は留学中の友達に会うためでした。というわけで宿は友達のお部屋です。

その子はオーストリア人とルームシェアをしていました。しかも男性!3LDKのマンションの1つの部屋を私の友達、もう一つの部屋をオーストリア男性が使っていて、彼が隣でウクレレを弾きながらオーバーザレインボーを熱唱しているのがよく聞こえました(笑)

友達の家に泊めてもらったとはいえ、実際にウィーンでの観光と食事は一人…なぜなら、友達はちょうどテスト期間とかぶってしまい全く構ってもらえなかったんです笑。それでも素敵なウィーンを4日間余すところなく楽しむことができました♡

1日目

ウィーンへはエールフランス航空の乗り継ぎを使っていきました。パリ経由の17時間程度のフライトです。私がウィーンに行ったのは2月だったので飛行機は空いていました。窓際3列を自由に使えて寝っ転がりながらの快適なフライト♡

私はきれいな景色が大好きです。ヨーロッパに行くときは飛行機からの景色も楽しみの一つ。NYに行ったとき初めて夜のフライトを経験しましたが上にも下にも星が見えて本当に感動したのを覚えています。それ以来座席は窓際をキープ!

ウィーンについたころにはもうすっかり日が暮れていました。ウィーン国際空港から市内に出るにはいくつかの方法があります。

シティエアポートトレイン(CAT)、オーストリア国鉄(ÖBB)の特急列車(ICE)Railjet、シュネルバーンS7その他にもシャトルバスやタクシーがあります。とりあえず市内に来て!と言われていた私は電車を使う事に。ヨーロッパに行ってまず驚くのが”改札”がないという事です。

一応駅構内に入るとき、チケットをガシャンとする器械はあるのですが、めちゃくちゃ小さい。まったく自己主張しないので最初はびっくりしました。

私はシュネルバーンS7に乗ってゆっくり景色を楽しみながら市内に向かいました。

市内からちょっと離れた友達のお家についたころには外は真っ暗。ちょっとだけ夜のウィーンをお散歩しました。

2日目

友達が学校に行くのを見送って、さっそく市内へ出かけます!ウィーンはとても小さな町で歩いて一周できるほどですが交通機関はかなり発展しています。地下鉄 U Bahn、市電(路面電車) Strassenbahn、ウィーン・リングトラム(路面電車)、バス Bus、Sバーン、Rバーン(郊外電車)など。

私が良く使ったのは、市電(路面電車) Strassenbahn、ウィーン・リングトラム(路面電車)。特に違いはないのですがウィーン・リングトラム(路面電車)は観光客向けで終電が早いようです。

私は出発前に日本で”Vienna City Card ”という、ウィーン市内での交通機関の乗り放題と美術館などの観光スポットの割引をしてもらえるカードを買っていました。ヨーロッパの国だと大抵”city card”があるような印象です。美術館をたくさん回りたいなら絶対にお得なカードです!

まず向かったのは、世界遺産【シェーンブルン宮殿】

もぉ寒くて寒くてこんな状態

池はカッチンコッチンに固まってました。
これ、コンクリートみたいに見えるけど、カッチンコッチンの池です。尋常じゃない寒さ…

この日はシェーンブルン宮殿をゆっくり散策して、ウィーン市内に戻りました。日本人が一番多く住んでいる町と言われるほど、ウィーンはとても美しくウィーン旧市街自体が世界遺産に登録されています。

そして、とても小さな町なので乗り物を使わなくてもがんばれば歩いて町を回れます。

ウィーン市内に戻ってからは、明日からの美術館巡りに備えて予行練習を兼ね、街をぐるぐるとお散歩。

ウィーンは小さいけど、装飾がとても美しく個性的な教会がたくさんあります。


片っ端から入れるところには入って楽しむのが、私のオリジナルトリップ♪私にとって教会は美術館です。ため息が出るような豪華なステンドグラスや、所せましと並ぶ彫刻、景色の様に広がる壁画。教会に入ると、中世のヨーロッパの美術をすべて楽しむ事ができます。

そして、教会の厳かな雰囲気もとても好きです。冷えた空気の中で自分の歩く音が響きます。日本にも教会はありますが、ヨーロッパの壮大なゴシック建築にはくらべものになりません。

たくさんの国で教会巡りをしましたが、ウィーンの教会は豪華絢爛ながら、プリンセスチックな淡くてかわいい色合いも使われていて初めて教会を訪れた人でも必ず魅了されます。

お散歩しているとたくさんのフォトスポットに出会えますよ!

次に向かったのが【王宮宝物館】。
女子だったら絶対ウキウキしちゃうような、マリーアントワネットを思わせる素敵な食器がたくさん!
こんな素敵な食器に囲まれて暮らしたい!女子の夢ですよねー

そして、【アルベルティーナ美術館】。ハプスブルク家の「絢爛の間(ミューズの広間)」は本当に豪華絢爛!フランスのベルサイユ宮殿よりもこの部屋だけで勝っちゃうんじゃないかというぐらい私のお気に入りです♥

デューラーの「野うさぎ」など約150万点のグラフィック・コレクションが貯蔵されているまさに美術館といったスポットです。
【アルベルティーナ美術館】の近くには可愛い路地がたくさん

3日目

この日に行ったのが、【ベルヴェデーレ】。クリムトの”接吻”などを見る事ができます。
この日の朝は豪雪でしたが、私のテンションはマックス♥なぜなら、大好きなクリムトの接吻を直接みれるのでもぉ吹雪いて寒かったけどるんるんしながら10センチ以上積もっている雪の中をスキップするように駆け抜けていきました。

吹雪がやばい!だけど、白一色に塗られた景色もすごくきれい!
路面電車の駅からチケット売り場までちょっと遠いのが難点です…
次に向かったのが【シュテファン大聖堂】
ウィーンのランドマーク的な教会です。
展望台の様になっていて、上層階に上る事ができます
その後【自然史博物館】。

元お城なので、内観だけ見てもうっとりしてしまいます。

素敵なレストランもありますよー!

2千万点の膨大な展示品を所蔵を誇る【自然史博物館】は見ごたえ十分!たくさんの家族連れがいました!

スライドショーには JavaScript が必要です。

次に向かうのは【自然史博物館】の向かい側にある【ウィーン美術史博物館】です。

こちらも内装が圧巻
こんなかわいい彫刻や

有名なバベルの塔といった絵画まで

さすがはルーブル、プラドと並ぶヨーロッパ有数の美術館!絢爛豪華な館内にはハプスブルク家が収集した約40万点の美術品が所せましと並んでいます♥

4日目 最終日

朝早くに起きて有名な”ウィーン少年合唱団”のミサを聞きに行きました!かわいらしい子供たちが教会で奏でる歌声は本当に美しかったです!2017年3月にはUNESCOの無形文化遺産に登録された歌声はホーフブルク王宮礼拝堂(ブルクカペレ)で、夏休みを除く、毎日曜日と宗教的祝日の9時15分より誰でも楽しむ事ができます。

座席は予約もできますが、私が行ったときは特に予約もせずふつうに座れましたよー!

次に向かったのが【宮廷家具調度品博物館・ウィーン家具博物館】あまりメジャーではないのか、観光地とは言えないような奥~の方にこっそりありました。これが入口
入り口を抜けるとやっとMusiumの文字が見えて安心
ここにたどり着くまでに5人以上の人に聞きまくりました。ただ、聞いただけの価値はありました!
かわいらしいヨーロッパの王宮家具や豪華絢爛な内装

ウィーンの有名人シシーの肖像画はここでしか見る事ができません!!
あまりメジャーではない様ですが、かなり楽しめましたよー!

スライドショーには JavaScript が必要です。

そのあとは、最後のウィーンのお散歩
雪もやんで晴天でした!その代わりつもりにつもった雪が解けて靴はぐちょぐちょ笑
路面電車を使わずにウィーンを一周♪
こうして私のウィーン旅は終わりました。

体感温度-20℃でも大丈夫!女性の一人旅でウィーンを冬に行くならこう過ごす!

ウィーンの冬は本当に寒いです。

体感温度は-20度で、私が行った2月にはパウダースノーが降り積もっていました。

そんなさむーい冬のウィーンですが、十分楽しめる方法があるんです!それは、美術館・博物館めぐりです!ウィーンは中世のヨーロッパを支柱に収めていたハプスブルク王朝の帝都でした。あのマリーアントワネットも実はオーストリア人。そんな一大勢力を誇ったハプスブルク家の秘宝を一堂に会しているのがウィーンなのです。

シェーンブルン宮殿をはじめ、ウィーン美術史博物館、ベルヴェデーレや、25,000年前の「ヴィレンドルフのヴィーナス」から、恐竜の骸骨、貴石や鉱石、昆虫、魚類ほか、2千万点の膨大な展示品を所蔵する自然史博物館、宮廷家具調度品博物館・ウィーン家具博物館、分離派会館 セセッシオンなど、数えきれないほどの美術館・博物館があります。

4日間で私が行くことができたのは、シェーンブルン宮殿・ウィーン美術史博物館・自然史博物館・宮廷家具調度品博物館・ウィーン家具博物館・アルベルティーナ美術館・ベルヴェデーレ・ウィーン・ミュージアム・カールスプラッツです。マリーアントワネットやヨーロッパのロココ文化が好きな方には美術館巡りはたまらないですよ!シティーカードを使えば、交通費はすべてこのカードでまかなえたし、入館料も割引になったしかなりお得でした♡

ライター、デザイナー、ディレクター
中嶋といろ
旅に関わるクリエイティブを作る人。 旅するために25歳までフリーター。その後、正社員になるも旅ができないことにストレスを感じプチ鬱。好きなことだけして生きることを決め、トラベルライター、Webデザイナー・ディレクターに。お仕事のご依頼はメールにてお願いします。