カンボジア

死ぬまでに絶対見たい世界遺産!アンコールワットの観光と女子旅の服装!入場料から行き方まで知りたい事ぜーんぶ♡

死ぬまでに絶対見たい世界遺産!アンコールワットの観光前に知っておきたい事あれこれ

そもそもアンコールワットで誰が何のために作ったの?

アンコール時代最盛期に作られた、クメール文明の建設技術と芸術性の集大成とも言われているのがアンコールワットです。

天文学を取り入れた厳密設計、圧倒的なスケールの壁画、天に届きそうなほどにそびえたつ中央塔。当時の人口の10分の1を動員し、30年間という長い年月をかけ作られたそのすべてが時の王スーリヤヴァルマン2世の強大な権力の象徴として作られました。

王以外は、一部の神官しか足を踏み入れる事を許されなかったアンコールワットは、今でも神聖な場所として誇らしげに鎮座しています。

当時、王は神と同じ存在と信じられていました。ため息が出る程広く、圧倒的な芸術性を兼ね備え、自らを神格化させることでつつがなく国を治める為に作られた当時の王の思いがこのアンコールワットなのです。

アンコールワットの入場料と行き方は?

アンコールワットへは共通入場券で♪


アンコールワットは、アンコール遺跡共通入場券で見学する事ができます。

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特に気を付けなければいけないのは、アンコールワットのサンライズ(朝日)を見る時です。朝市のサンライズを見たいのであれば、前日に共通入場券を買っておくことをおすすめします。

共通入場券はアンコールワットからちょっと遠いので、共通入場券を買ったらそのままロリュオス遺跡群を見に行くのがおすすめですよ!

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アンコールワットに行くならトゥクトゥクがおすすめ!

シェムリアップの町からアンコールワットへ行くのであればトゥクトゥクがおすすめです!歩いてもいけない事はありませんが、結構遠いです。

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さらに大体の人が、アンコールワットをはじめとする遺跡にはトゥクトゥクに乗っていくので実際にアンコールワットを見学してからトゥクトゥクに乗りたいと思っても捕まえる事ができない可能性もあります。

アンコールワットを見た後は、アンコールトム、タプロームを見学するのが一般的な周り方なので、ここを歩いていくとなると熱中症で倒れます(笑)

アンコールワット見学のあとも考えるとトゥクトゥクを乗り付けていくのが安心です♪カンボジアのトゥクトゥクは見学中も待っていてくれるので安心して見学できますよ!

アンコールワットを最大限に楽しむ!私が見たクメール王朝の最大の遺跡

アンコールワットのサンライズは見逃せない!

3日間のカンボジア・シェムリアップの旅で、私がアンコールワットを訪れたのは2日目です。

前日の空港からの送迎で、ドライバーさんに「アンコールワットのサンライズ見ない?」と言われ、まんまと次の日の送迎を頼んでしまった私(笑)朝5時にホテルのロビーにドライバーさんと待ち合わせをしました。

ちなみに、だいたいのホテルは朝食の時間が朝の6時から9時程度です。サンライズを見て、一度ホテルに戻って朝食!という方法もあるのですが、それはちょっと面倒だなーと思い朝食はあきらめないといけないかぁなんて考えていたらドライバーさんが「ホテルに頼めば朝ごはんをお弁当にしてくれるよ!」との事!ファインプレー!そいつはありがたい!

私が宿泊したプリンス ダンコール ホテルではそんな素敵なサービスがありました♡

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というわけで、1日目のホテルに着いた日に「明日朝アンコールワットのサンライズ見に行くんでお弁当よろしく!」とフロントに伝えました。たしか、I am going to see the sunrise of Angkor Wat tomorrow. prepare make me breakfast.こんな感じで伝えたと思います。文章になってなくても、アンコールワットのサンライズ、朝食ってキーワードだけちゃんと伝われば相手はプロなので理解してくれますよ!

朝ごはんをお弁当にして欲しい胸を伝えると、人数と部屋番号を聞かれます。次の日の朝、フロントに行って部屋番号と朝ごはん頂戴!という旨を伝えれば、お弁当を渡してもらえます!

アンコールワットのサンライズはとても人気で、朝日が出るのがだいたい6時ぐらいなのですが1時間前程度にはスタンバっていないといけないというわけで、私は朝の5時にホテルを出発しました。

まだまだ、外は暗い…そりゃそーですよね。朝日が出る前なんだもん(笑)

真っ暗な道の中を、トゥクトゥクに乗って走っていきます。正直どこにいるのかは全然わかりません。もうドライバーさん信用するしかない!そして、太陽が出る前はちょっと肌寒いです。私はシースルーのトップスにストールを羽織っていましたがそれでもちょっと寒いぐらいでした。トゥクトゥクは風を切って走るので、日中であれば爽快ですが朝と夜はちょっと寒いかも!羽織るものをお忘れなく!

20分ぐらいかな?トゥクトゥクに揺られると、チケットを係員の人にトゥクトゥクの中から掲示して、更に進むと乗降場の様な所につきます。ここでトゥクトゥクを降りると「戻ってきたら連絡頂戴!」と番号を渡されます。「ドライバーさん…私電話できないって」と伝えると「じゃぁあっちの駐車場で待ってるね!」と言われ、人が歩いていく方に足元も見えないぐらい暗い道を歩き出します。

正直、思っていた以上に暗い!事前の調査でも暗いって事はわかっていましたが本当に暗い!ガチ真っ暗です!真っ暗だよーとか言いながら街灯があるんでしょーなんて余裕でいたら本当に暗すぎて正直引きました(笑)ガイドツアーの人達はガイドさんがしっかり足元をライトで照らしてくれていたので、私もそっとその光を頼りに歩いていきます。途中階段もどきのような坂もあるので、あそこはライトが無いと本当に危険です!

もちろんスマホのライトでも代用できますが、心配な場合はライトを持って行く事をおすすめします!私はめんどくさくてスマホのライトすら付けづに人様の光にあやかっていました(笑)

アンコールワットって入り口から建物までが結構遠いんですよねー暗がりでビビっていたのもあると思うのですが15分ぐらいは歩きました!だんだんと人だかりが見えてきました。どうやらここがサンライズスポットだな!と一目でわかります。なんとなーくその人だかりに混ざりこんで、なんとなーく前の方に陣取りします。これ、ちびの特権です。

サンライズポイントについたのは5時半過ぎ。そこからゆーっくりだんだんと空がオレンジ色に染まっていきます。ゆっくりゆーっくり空が染まっていきますが、なかなか太陽が見えない…あれ、もう空明るいよね?とここにいる全ての人が思い始めた頃ある人がつぶやきました。「曇ってるね」…。はい、終了。

なんとなくは感じていた事だけど、みんな一筋の希望を信じて待っていたんです。太陽が上ってくる事を…

こんな感じで曇って見えない事もあるので、滞在中はできる限りトライしたほうがよさそうです(笑)ちなみに1年に数回だけ、ダイアモンド富士ならぬダイアモンドアンコールワット(勝手に命名)を見せるそうです。アンコールワットの塔の上にちょうど朝日が上がる幻想的な景色が見られるとドライバーさんが教えてくれました!

壮大で厳かな、死ぬまでに一度は見たい遺跡アンコールワット

6時半過ぎまでサンライズを待ってみたものの、もう無理だろうと思い朝ごはんを早々に食べてアンコールワットの探索に向かう私。アンコールワットの前には芝生が生えているので多くの人がここで団らんしています。ちなみにこんな所で朝ごはんを食べているのは私ぐらいのものでした(笑)みんなどこで朝ごはん食べているのかしら?

さっそく高校生の時から憧れていたアンコールワットの中に足を踏み入れます。サンライズが見れなかったことで若干テンションは下がり気味だけど、それでも10年ごしの憧れのアンコールワット。ドキドキしないわけがありません!

かわいらしいレリーフ♡

それにしても朝市なのに人が多い…朝でもこんなに多いのに日中はどれぐらい混雑するんだろうと思うとぞっとします(笑)

神話の世界に迷い込む 第一回廊

本堂の中に入り、まず目に飛び込む圧倒的な景色。それが第一回廊です。

クメール文化の集大成とも言われるアンコールワットの由縁はこの回廊にあると言っても過言ではないほど、壮大な壁画が全長760メートルにわたり描かれています。

この壁に描かれている壁画は、古代インドの神話、ヒンドゥー神話、王を称える武勇伝などです。すべて暗記していくのは大変ですが、一番有名な乳海攪拌(にゅうかいかくはん)はチェックして向かうのをおすすめします。

「マハーバーラタ」や「ラーマーヤナ」に出てくる乳海撹拌の話のあらすじをご紹介しましょう。
太古、不老不死の霊薬アムリタをめぐり、神々とアスラ(悪鬼)が壮絶な戦いを繰り広げていたが、両者は疲労困憊し、ヴィシュヌ神(世界の維持神)に助けを求めた。それを受けて、ヴィシュヌ神はこう言った。

「争いをやめ、互いに協力して大海をかき回すがよい。さすればアムリタが得られるであろう」

それを聞いた神々とアスラたちは、天空にそびえるマンダラ山を軸棒とし、亀の王クールマの背中で軸棒を支え、それに大蛇を巻きつけて撹拌のための綱とした。

神々がその尻尾を、アスラたちがその頭をつかんで上下に揺さぶり始めると、すさまじい炎とともに漆黒の煙が大蛇の口から立ち上り、そこから雷雲が生じて大雨を降らせ始めた。
だが、肝心のアムリタは出てこなかった。神々とアスラはさらに大海を撹拌し続けると、大海はやがて乳海となった。

アンコールワット乳海攪拌のレリーフ
▲助勢するサル面の神と尾を高く跳ね上げる大蛇ヴァースキ。神の背後には、槍と剣を持ち神々の応援にかけつけた人々の姿がある

アンコールワット乳海攪拌のレリーフ
▲五つ頭のヴァースキを引くアスラの王
しばらくして良質のバターであるギーが湧き出て、そこからヴィシュヌ神の妃ラクシュミー、ソーマ(神酒)、太陽、月、宝石、家畜、白馬などが次々と現れ、ついにアムリタの入った白い壷を手にした医の神ダンワタリが姿を現した。

ここから、アムリタをめぐる争奪戦が始まった。

アスラたちは、なんとかしてアムリタと女神ラクシュミーを奪い去ろうとしたが、ラクシュミーに姿を変えたヴィシュヌ神が近づき、その美しい姿で欺くと、アスラたちはラクシュミー女神に化けたヴィシュヌ神にアムリタを渡してしまった。

騙されたことに気づいたアスラたちは、神々を追いかけ始めたが、ヴィシュヌ神からアムリタを受け取った神々は、分け合って飲み出した。

その中に、神に化けたラーフというアスラがいた。ラーフがアムリタで喉を潤そうとした瞬間のこと、太陽と月がそれを見破ってヴィシュヌ神に知らせると、ヴィシュヌ神はラーフの首めがけて円盤を投げつけ、ラーフの首を切り落としてしまった。

すると、断末魔のような叫び声とともに、頭だけが不老不死となったラーフの首は天空へ舞い上がった。このときから、ラーフの首と太陽・月との間には憎悪が生まれ、ラーフが太陽と月を飲み込む度に日蝕と月蝕が生じるようになった。

一方、アムリタの争奪を繰り広げていた神々とアスラだが、ついにはヴィシュヌ神の力に圧倒されてアスラたちは逃げ去り、アムリタは神々のものとなった。

引用元:PEACE IN TOUR

ストーリーが少しでもわかると、第一回廊の散策はすごく楽しくなりますよ!

アンコールワット内にはお寺もあるので、お坊さんを見ることもありますよ!

神様と交信する場所 第三回廊

アンコールワットのハイライトといえば、第三回廊と中央祠堂です。実はこの第三回廊と中央祠堂は月に4回ある仏日には入る事ができません。出発前にしっかりチェックしていきましょうね!そして、そして、第三回廊と中央祠堂に登れるのは7時半から17時ごろまで。1回に入れるのは100人。半袖半ズボンは不可、11歳以下、妊婦・心臓疾患を持っている人もNG!と結構厳しいです。

まぁ厳しくするのもわかります。だって第三回廊に行く階段、めちゃくちゃ急なんだもん!!!

上から見るとこんな感じ!いや、本当に怖いです。かなり急な階段です。なんとかは高いところが好きっていうけど、高い所がすきな私でさえも恐怖を感じました。余談ですが、実は私運動神経めちゃくちゃいいんです(笑)体育は一番高評価でした!そんな運動神経抜群(笑)な私でも一歩一歩慎重にくだらないとやばいと思いました。高所恐怖症の人は確実にアウトですね!

ただ、こんなに怖い思いをしても第三回廊と中央祠堂は見る価値があると思います!まず、圧倒的な景色!

まるで絵画のような遺跡と緑が創る世界に息をのみます。

おとぎ話の中に迷い込んでしまったみたい♡

ひとつひとつの装飾もとても美しく、ため息がもれます。

第一回廊はかなり人が多いのでなかなかゆっくりというわけにはいきませんが、第三回廊と中央祠堂は座ってゆっくり物思いにふける事もできます!

この第三回廊と中央祠堂は、アンコールワットの中でも特に特別な場所です。当時の王様が神様と一体化する儀式が行われたと言われる場所で、天界の入り口とされています。常人は入るべからずといった急な階段や、天にも届きそうにそびえたつ塔は、この為です。

独特な空気館をまとう第三回廊と中央祠堂はアンコールワットに行ったら絶対に見たいスポットです。

 

アンコールワットの可愛い住民

アンコールワットの敷地内には、何匹ものお猿がいます。カンボジアでは神聖な動物であるお猿は人に非常になれていて怖がることなく寄ってきます。食べ物を持っているとむしろ追いかけてきます(笑)

もう本当に我が物顔でアンコールワットの周りを歩き回っています。しかも結構おおらかなのでこんな写真も撮れちゃいます(笑)

リラックスしすぎ(笑)アンコールワットを眺めながら遺跡にただずむお猿。なんだか優雅な時間です。

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ライター、デザイナー、ディレクター
中嶋といろ
旅に関わるクリエイティブを作る人。 旅するために25歳までフリーター。その後、正社員になるも旅ができないことにストレスを感じプチ鬱。好きなことだけして生きることを決め、トラベルライター、Webデザイナー・ディレクターに。お仕事のご依頼はメールにてお願いします。