カンボジアで一番人気のスポットと言えば、【世界遺産】のアンコールワットですが実はアンコールワットの他にも見ごたえたっぷりな遺跡がたくさん♡特にアンコールワットを回った後におすすめなのが、アンコールワットのすぐ近くにあるアンコールトムです!
今回は、バイヨンをはじめとする見ごたえばっちりなアンコールトム遺跡の入場料とおひとり女子旅での回り方をご紹介します♪
【世界遺産】アンコールトムっていったいどんな遺跡?バイヨンとは違うの?
アンコール・トム (Angkor Thom) はアンコール遺跡群のうちのひとつで、12世紀後半、ジャヤーヴァルマン7世によってつくられた大都市という意味を持つアンコールトム。その名のとおり、アンコールトム遺跡はいくつかの遺跡の集まりを相称して、アンコールトムと言います。
アンコールワットワットからもすぐ近くなので、セットで見学する旅人がほとんどです。
アンコールトムの入場料

アンコールトムへの入場はアンコール遺跡共通入場券で入る事ができます。

個別でのチケットはないので、前日か当日のアンコールトムへ行く前に購入しておきましょう!
【世界遺産】アンコールトムのおひとり女子旅での回り方♡

アンコールワットのサンライズと見学を済ませて待たせていたトゥクトゥクに乗って訪れたのは、アンコールトム。アンコールワットの次に有名と言っても過言ではないバイヨン寺院のあるエリアです。

途中いきなりドライバーさんが「歩いて!」と言いトゥクトゥクを降りることに。トゥクトゥクだと通れない道なのかなぁと思っていると。「この道を行った先で待ってるね!」と言われました。なぜ?と「?」な私。どうやらドライバーさんが止まってくれたのはアンコールトムの入り口と呼ばれる南大門の前でした。
アンコールトムには四方にそれぞれ門がありますが、一番立派な門がこの南大門だそうで、川にかかる橋に所せましと神々と阿修羅の像が置かれていて圧巻です!何も知らない私をわざわざ南大門の前で降ろして観光させてくれたドライバーさん。気が利きすぎる!

橋の終わりには、おそらくアンコールトムの中でも一番大きな四面塔があります。そこを通った所でトゥクトゥクのドライバーさんが待っててくれました。ありがとう!さっそく乗り込んでお目当てのバイヨンに向かいます。

バイヨンの前に着くと、ドライバーさんは「あっちの駐車場で待ってるね!」と言ってさっそうと走っていきました!さぁ、バイヨンに行きましょうか!
バイヨン

バイヨンで有名なのはクメールの微笑みとも称される四面仏です。こんな感じのお顔たちが所せましと何頭も並んでいます。本当に圧巻!

そしてバイヨンの最大の特徴は、実はこの四面仏ではなく全長470mにも及ぶ美しいレリーフでもあります。アンコールワットなどは神話を描いたレリーフが多いのに対し、バイヨンのレリーフは戦争や人々の暮らしを描いているとっても現実的なレリーフなんです。

とっても楽し気なレリーフで気持ちがワクワクしてきます♡

アンコールトムのちょうど真ん中にあるバイヨンは、「宇宙の中心」でありすべての門はバイヨンに通ずると言われています。なんか聞き覚えがあるような…イタリアだったっけなぁ(笑)
それにしても、バイヨンは中国人が多い…中国人に限ったことじゃないけど、おばさんはうるさい(笑)遊園地じゃないんだから、いい歳してそんなに大声ではしゃいで写真とるのやめなさいよ!と27歳が思ってしまうほどまるで幼稚園児の様にはしゃぎ倒すおばさん達にげっそりします。
私がいつかおばさんになっても、あんな風に遺跡の厳かな雰囲気をぶちこわすおばさんにだけはならないようにしよう!そう心に強く決意しました(笑)

と、言いながらもバイヨンは窓の用な遺跡が多く思わず写真を撮りたくなってしまうスポットが点在しています。通行人の邪魔にならない程度にセルフィーを楽しみましょう♪

バプーオン

空中参道と呼ばれる本殿まで200メートルもある参道は横から見ると、まるで水の上に浮いているように見えるなんとも神秘的な道を持つバプーオン。

バプーオンとはクメール語で隠し子という意味を持つそうです。確かに大切な物を隠すようにひっそりと森の中にたたずんでいます。

ピラミッド型のバプーオンは筋肉痛必至の心臓破りの階段で登っていきます。はぁ。遺跡だからさ、アップダウン激しいのはわかってたけどさ、それにしても急すぎる…最初のステージに上がった頃にはもぉ汗だく!
一番てっぺんに上る前に日陰でひと休みする事に。腰を下ろして水を呑みながらひぃひぃ言う私に、遺跡の係員さんの様に何かを書きながらぽけーっとしていた男の子が話しかけてきました。「何処から来たの?」「日本だよ」「この裏にきれいなレリーフがあるよ!」あぁ…これ案内されたらお金取られるパターンだな…と思いながら言われるがままに男の子に案内される私。

なんかの動物があーだこーだと説明してくれたけど、英語の癖が強くて正直半分ぐらい聞き取れません(笑)ここは大人な対応で反笑いで「ふーん」と聞き流します。それに「いける!」と思ったのか「ちょっとだからついてきて!」と言って歩き出す少年。若い男の子が張り切っている所に水を差せないのがアラサーですね。
疲れているのに少年のガイドごっこにつきあう事にしました。

彼は学校に通っていてて、そこで英語や日本語やスペイン語やら7か国語ぐらい学んでいるそうです。「君は英語と日本語しか話せないの??」なんてどやっていました。ふん。若いな。

彼の説明で唯一理解できたのが、↑これが図書館だったって事。そして、彼はカンボジアの学校に通えない子供に学びを与える施設に属していて寄付を募っているという事。そういうパターンかぁー

どや顔でひとしきりしゃべり倒してご満悦の彼は、ちょっとニヤニヤしながら私にこの紙を私てきました。要するに、ガイドしたし寄付してね♡って事です。

日本人も寄付してくれたよー!なんて無邪気な少年。彼が観光ガイドとして職につけるなら…と思い私もちょこっと寄付しました。本当はお金を渡すのって好きじゃないんです。お金を渡したって一瞬だけは飢えをしのげても、継続的ではないから。寄付するのであればお金ではなく技術を与えるべきだって私は考えています。
それこそ、日本語だったりガイドのコミュニケーションスキルだったり…ただ旅をしているだけだと、なかなか技術を与えるって事は難しいなぁ。それに彼にちゃんと学びを与えるだけの英語力が私にはなかったなぁとちょっと反省しました。

バプーオンからの景色を見ながら、カンボジアはこれからもっと成長していける国であり、もっと私がこの国の為にできる事はないのかな…なんて真剣に考えてしまいまいた。
ピミアナカス

寄付少年の事もあり、物思いにふけりながら森の中を散策していたときに見つけたのがピミアナカス。
森の中にそびえ立つ「天空の宮殿」と称されるピミアナカスは本当にひっそりと佇んでいました。ひっそり…なんていい言葉なんだろう。要するにじみーな感じなわけで、気づかない人はきっと気づかないだろう。といった雰囲気(笑)
さらに私がいったときは立ち入り禁止で上に上る事はできませんでした。
象のテラス
アンコール最強の軍が集まった場所と呼ばれる象のテラス。動物好きな私は、像のモチーフがあるという事で、実はちょっと楽しみにしていたスポットの一つでもあります。

でもね、見てこれ。象って言うか、ちょっとしたエイリアンじゃない!?ちょっと気持ち悪い(笑)

横にはちゃんと「ぞうさん!」っていう象がありました♡
当時の王様は、このテラスから出陣する軍を見送ったそうです。それにしても、バイヨンには象のレリーフがおおい!ガネーシャだったり象を神様に見立てていたりもするし。ちなみにカンボジアには野生のアジアゾウがいるそうです。タイにもいるしね。お隣のカンボジアにもそりゃいるよね。
だから昔の人も大きくて強い象を力の象徴としていたのかもしれませんね。
ライ王のテラス

一見、要塞の様に見えるデヴァダーや阿修羅が入り面に施されたライオウのテラス。実はここ、王族の火葬場の様に使われていたそうです。

中に入ると、まるで迷路のような道にびっしりと描かれた彫刻。この世とあの世をつなぐ『火葬場』という世界観を強く感じる装飾です。

中の迷路を抜けると一段上のテラスに出ます。このテラスの上に、ライ王のレプリカがある事からライ王のテラスという名がつけられました。三島由紀夫の最後の戯曲の舞台となったのがこのライ王のテラスだそうです。
私はミュージカルNGタイプなので、三島由紀夫さんの事は存知上げませんが、なんか有名な方みたいですね。
アンコールトムの見学は意外と時間がかかる!
私は結構短時間でそれぞれの遺跡を巡りましたが、それでも約2時間程度かかりました。もっとゆっくりじっくり見たらさらに時間がかかるでしょう。かなり暑いし、すごく歩くので飲み物は必ず準備して散策してくださいね!
