カンボジア

【カンボジア】まるでラピュタの世界のベンメリア遺跡への行き方!トゥクトゥクで行ける?入場料は?

ジブリ映画の舞台は世界のさまざまなな場所が挙げられています。イタリアや台湾、もちろん日本にだって点在します。

非日常を味わえる魅力的な景色を見ると、映画を見た時の感動がふわーっと蘇ってきて自分がヒロインになれたような気持ちになれますよね!

今回ご紹介するのは、そんなジブリ映画『天空の城 ラピュタ』の舞台になったと噂される、アンコール遺跡群の【ベンメリア】です。

ガジュマルの侵食で崩壊しかけた遺跡をめぐるアドベンチャー感たっぷりの大冒険のご紹介です♩

密林に佇む東のアンコールワット【ベンメリア】

シェムリアップから東に約50㎞。密林の中にひっそりと佇む半崩壊状態の遺跡群が【ベンメリア】です。シェムリアップからは車で1時間程度と少し遠い場所にありますが「東のアンコールワット」と呼ばれるほど、本家のアンコールワットと類似する部分が多く見られるのが特徴です。

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ガジュマルの侵食によって半崩壊状態の【ベンメリア】は、木で組まれた遊歩道を歩いていくのですが、気分はまるで冒険家!ギシギシと音がしてちょっと不安になる遊歩道をドキドキワクワクしながら歩いて行きます。

密林の中に佇む【ベンメリア】はしっとりした空気に、遺跡に生い茂る苔の緑色が神秘的な表情を見せてくれます。遺跡中にしっかりと根強く生える大小さまざまなガジュマルの姿にも生命力を感じる生命のパワーをチャージできるスポットです。

【ベンメリア】の行き方と入場料

ベンメリアは中距離遺跡と呼ばれており、アンコール遺跡群共通入場券では見学する事ができません!アンコール遺跡はだいたいがこのアンコール遺跡群共通入場券で見学できるのですが、なぜだか【ベンメリア】はできないんです。

同じ中距離遺跡の【バンテアイスレイ】は大丈夫だったのに不思議(笑)

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というわけで、【ベンメリア】には入場まえにチケットを買わなくてはいけません。私は【ベンメリア】にはタクシーを使って行きました。タクシーといっても観光用のドライバー付きレンタカーみたいなもので、ドライバーさんは観光スポットの情報に詳しいです。

私はぽけーっと車に乗っているだけでしたが、チケット売り場の前に来るとちゃんと車を止めて「チケット買ってきてあげるから5ドルちょうだい!」と言われました。「本当に5ドルかしら…?」と疑う疑心悪鬼な私ですが、本当に5ドルなのでご心配なく(笑)

アンコール遺跡群共通入場券は写真を取られるので本人じゃなきゃいけないんですが、【ベンメリア】は普通のチケットなのでドライバーさんに買ってきてもらってめちゃくちゃ楽ちん。なんだかセレブになった気分です(笑)

まるで『ラピュタ』な【ベンメリア】におひとり女子旅♡

私がベンメリアに向かったのは、カンボジア旅最終日の3日目。【バンテアイスレイ】の見学を終え、ほんのり疲れたころに到着したのがこの【ベンメリア】でした。

【ベンメリア】はシェムリアップからちょっと離れた中距離遺跡と呼ばれる遺跡で、行くのはすこし面倒なのですが日本人からの人気は絶大なスポットでもあります。

その理由が、ジブリ映画『天空の城 ラピュタ』の舞台になったと噂されているからです。

まぁね、カンボジアの遺跡、とくにガジュマル侵食している系は、すごくラピュタっぽいんですよ!タプロームもかなりラピュタっぽかったし、ジブリが公式に発表しているわけでもないからなんとも言えないのですが、それでも日本人ってジブリが大好きなんです!私もそのひとりです♡

とくに『ラピュタ』は金曜ロードショーで見られる時は、絶対早めに家に帰って、5分前にはテレビの前にスタンばります。『ラピュタ』ってなんかそういう存在ですよね(笑)

というわけで、そんなジブリっこな私は遠路はるばる【ベンメリア】を気まずいドライバーさんとの1時間を乗り越えて見学にきました!

アンコール遺跡群ってね、どこもそうなんですが、入り口から遺跡までの距離がめちゃくちゃ遠いんですよーなんだか迷子になってないか不安になるぐらい遠いんですよ!素朴な景色だから(舗装されてない道)だから余計不安を煽るんですよね(笑)

【ベンメリア】ももちろん参道が長い!しかもあんまり木が生い茂ってないから直射日光で暑い…ちょっと貧血気味プラス疲労でフラフラになりながらどうにか歩いて行きます。

どのくらい歩いたかな?10分もしないうちになんだか鮮やかな緑がだんだんと見えてきました。素敵なナーガが待ち受ける後ろには鬱蒼と茂るガジュマルと苔をまとった崩壊した遺跡の残骸…

なんとも言えないのノスタルジックな雰囲気です。なんか絵にかいたような景色ですよね。「これ写真だから上手い事撮ったんでしょ!?」なんてひねくれているあなたは思うかもしれませんが、けっこうガチでこんな感じです。多少彩度は上げて取っていますが、もぉ本当に当たりいちめん緑!さすが密林の中の遺跡です。

もぉ本当に崩壊しきってる感が半端ないです。ガジュマルがこれでもかってぐらい生命力アピールしてきます(笑)

ちなみにこれ、カンボジアの町中ではよく見かけるゴミ箱なのですがタイヤで作られているやしいです。私の前を歩いていた日本語をしゃべれるガイドさんが話して言いました。

さぁ、さぁ、さっそく【ベンメリア】の探索スタートです!

最初に上る階段から見えるのはこちらの遺跡。これ図書館だったようです。カンボジアの遺跡には大体図書館があります。アンコールトムのバプーオンにもあったしね。

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ちなみにこの情報も私の前を歩いていた日本語しゃべれるガイドさんの話を盗み聞きしていました(笑)

そうなんです。【ベンメリア】はすごく日本人が多いんです。しかも、結構年配の方が多いのでもれなくみなさんガイドさんを連れて歩いているので至る所から日本語が聞こえてきます。だから、私は至る所で【ベンメリア】の情報を聞く事ができちゃいました!ラッキー♪

これは浮気を疑われて自殺した?王妃のお家だそうです。所々片言な日本語なので理解ができないのはご愛敬(笑)

【ベンメリア】はほとんど崩壊してしまっていますが、所々レリーフが残っています。それも苔で覆われていてすごくノスタルジック。

密林の中の遺跡と言われるだけあって、本当に緑色一色。濃淡の違う緑が本当にきれいで、なんだか癒されます。緑が多く日陰も多いのもうれしいポイントです♡

これは回廊の後だそうです。ここを人が歩いてたんだーって思うとなんだか感慨深いですよね。どんな格好をして、どんな事を考えながら歩いてたんだろう?

何千年も前にこんなに立派な建物を作るなんてすごいなぁ。

ただもぉ本当に半壊状態です。これから月日がたってどんどんガジュマルの浸食が進めばこの遺跡も見れなくなってしまうかもしれないなぁ。

木漏れ日がやさしーく遺跡に降り注ぐ姿がとてもきれい。

ここで前を通っていたガイドさんが「アンパンマン!」と言っているのが聞こえてきました。何言ってんだ…とおもったら、ほんとだアンパンマン!!!(笑)わかりますか、↑の写真の真ん中にアンパンマン10連続!

これこれ!なんかちょっとにこちゃんっぽいけど、ガチアンパンマンもいっぱいいました!かわいい♡

さらに進むと「これラピュタ!これとおんなじ風景が出てますよ!」という前を歩くガイドさん。確かにこんな感じありそうだなぁ。と思いながらちゃっかり私も写真を撮ります(笑)

でもここもラピュタっぽいよね?

ここだってラピュタっぽいよね?

もぉ全体的にラピュタっぽい。

タプロームには結構ごっついガジュマルの木が多かったけど、【ベンメリア】にはまだ若くて細いガジュマルもいっぱいあって遺跡の色と同化してなんだか神秘的でした。まるで装飾の一つ見たいにガジュマルが遺跡に絡みついています。

自然がいっぱいで気持ちい!

写真だとすごい遺跡の中を進んでいるように見えますが、足場はちゃんと木で組まれた平坦な遊歩道があります。

めっちゃラピュタエリアが終わると結構急な階段を上って、すごい暗い回廊の中を通ります。もう順路は決まっているから行く場所はみんな一緒です。

この回廊、結構ガチで暗いんですよ。

写真がちゃんと取れないぐらい暗い!これカメラが一生懸命光を集めて結構明るいですが、実際は足元は見えないぐらいな暗さです。でもこの暗さが当時の本当の姿なんですね。昔の人って目が良かったんだろうなぁ(笑)私も1.5だけどね!

回廊を抜けると遊歩道はなくなり、遺跡の上を歩いていきます。

アドベンチャー感が半端ない!ちなみにこれが私の前を歩いているガイドさん一向。お世話になってます(笑)

なんか象が出てきそうな雰囲気。

私の前をあるくおば様は結構しんどそうでした。ガチめのアドベンチャーなのでバランス感覚に自信のない人はゆっくーり歩くのをおすすめします。

韓国人が中国雑技団みたいなことして遊んでました。

それをガン見する地元のおこちゃまたち。変な観光客がいるなぁ程度に思っているのかしら?(笑)

所々かろうじてのこっているレリーフも見ておきたいポイントです。

所要時間は30分から1時間あれば十分です!

人はかなり多かったけど、本当にラピュタ感を味わえた神秘的な世界でした!

【ベンメリア】の見学を終え、帰っていく人達の後をついてなんとなぁく歩いていく私。

人も少ないしすごいいい写真とれるー!

これは【ベンメリア】の外側ですね。

さっきまでは遊歩道だったから遺跡をまじかに見れなかったけど、ここは遺跡が触れる距離にあるのでなんだか不思議な世界に迷い込んだ感覚になります。

そう迷い込んだようなような感覚に…

迷い込んだような…あれ…ここどこ?

感覚じゃなくて本当に迷子…例のごとくぼーっと前の人について歩いてきたせいで迷子になった…

ここで右に曲がらなきゃいけないのをまっすぐ行っちゃったからいけなかった…来た入り口とは別の入り口に出てしまいました。まったく知らない土地で迷子になる…なんでいつも同じことを繰り返すんだろう…その度に「帰りたい!」と若干半べそになりながらもひたすら歩き最終的に来た道を戻る私。学ばない(笑)

みなさんもくれぐれも知らない人の後をぼーっとついていって道に迷わないようにしてくださいね!

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ライター、デザイナー、ディレクター
中嶋といろ
旅に関わるクリエイティブを作る人。 旅するために25歳までフリーター。その後、正社員になるも旅ができないことにストレスを感じプチ鬱。好きなことだけして生きることを決め、トラベルライター、Webデザイナー・ディレクターに。お仕事のご依頼はメールにてお願いします。