ハノイのノイバイ空港からの移動手段といえば、乗り合いバスやタクシーがメジャーでした。
ローカル向けのバスもありましたが、ハノイ初心者にとって空港に降り立ってすぐにローカルバスに乗るのはかなり勇気がいる事。
しかも、ぼったくりやすりなどの危険もあり、お疲れ気味で大きなスーツケースを持っている時は安くてもちょっと怖い!でもいきなりタクシーで1対1も怖いし金銭感覚がわからないからぼったくられそう…かといって乗り合いバスはぼったくりや行先にちゃんと行ってくれるかも怖い…
そんなビビり女子におすすめなのが2016年に新しくできた高速バス86番です!
旅行客用の高速バスでありながら、タクシーや乗り合いバスに比べて格段にお得で、料金も定額なので安心!スーツケースを置く場所もあるので便利!今回は、新しくできて大注目の高速バス86番の乗り方から注意点までの実体験をレポートします♥
ノイバイ空港からハノイ市内までのアクセス方法
出典;http://nakazimachica.com/high-quality-bus-86-hanoi-noibai/
ベトナムといえば、長らく観光地はホーチミンというイメージがありました。
ハノイは政治の中心地であり、観光として注目されるようになってきたのはここ最近。日本でいう所のホーチミンは京都、ハノイは東京といったところでしょう。
そんなハノイではノイバイ空港からハノイ市内までの公共交通網が整備されておらず外国人観光客の不満の種となっていました。
そこで満を持して作られたのが高速バス86番です。
ローカル向けのバスは今までも3本ほどあり値段も8,000~9,000ドンとローカル価格でしたが86番のバスは30,000ドンとかなりお高め!
ですが、乗り合いバスは3ドル(69,000ドンぐらい)やタクシーは50,000ドン近くしたりとするので、86番のバスは外国人観光客にとってはとってもありがたいバスなのです。
ハノイ高速バス86番の場所と路線
空港を出るとかなりたくさんの乗り合いバスやタクシーの運ちゃんが待っていてしきりに声をかけてきます。
結構しつこく値段を仕切りに叫んできますが、高速バスより安い事はないので無視するかはっきり「no!thank you.」と言いましょう。
86番の停留所は、空港を出て横断歩道を1つわたって左側のはじにあります。
この看板が目印!スタッフもこの看板と同じ色のTシャツを着ていて、付近を歩いていると「バスに乗るの?」と聞いてくれます。「乗る!」と答えると、「あと10分ぐらいで来るよ」と教えてくれました。その後に「何処に行くの?」と聞かれ「オペラハウス」と答えると「OK」と言われ待っていました。

ちなみに私が向かっているのは、オペラハウスの真横にあるハノイヒルトンホテルです。オペラハウス駅はハノイヒルトンの真ん前でした。86番はノイバイ空港からハノイ駅を結ぶ路線です。
●ノイバイ空港国内線ターミナル
●ノイバイ空港国際線ターミナル
●タイ湖沿いのアウコー通り
●イェンフー通り
●ロンビエン・バスターミナル
●オペラハウス
●メリアホテル
●ハノイ駅
車内ではアナウンスと、次の到着駅名が表示されますがベトナム語で全くわかりません。なので自分の降りたい駅が何番目なのかを数えておくか、バスに乗っているオレンジTシャツのスタッフさんにおりたい駅を言っておいて教えてもらうかした方がいいです。
ハノイ高速バス86番の運賃の支払い方と乗り方
オレンジの看板の下で10分ほど待っているとだんだんと旅行客が集まってきて、オレンジ色のバスが到着しました。
事前にチケットを買う必要はないので、ドアが開き次第みんな乗り込みます。この時大きなスーツケースを持っていればスタッフが受け取って、収納してくれます。
スーツケースを預けると「座って!」といったジェスチャーをされるので座席に座ります。バスの中は日本とさほど変わりません。wifiが使えると聞いていたのですが、残念ながら使えませんでした。
バスが走り出すと、スタッフのお姉さんがおもむろに乗車客一人一人にチケットを売り出します。
…がなぜか私には売ってくれない!私の所を素通りしていってしまったお姉さん。え?払わなくていいの!?ドキドキしながらお姉さんの動向をうかがっていましたがチケットを買いたい私は満を持して「チケット プリーズ」とお姉さんに声を掛けました。
チケットはどこまで行っても3万ドンです。ここで大きなお金を出すとあからさまに渋い顔をされるので、換金する時はある程度細かくしておいてもらいましょう。

ちなみに高速バスの始発はノイバイ空港第1ターミナルです。私が乗ったのが第2ターミナルだったので、スタッフのお姉さんはすでに私がお金を払ったと思っていたようです。こんな感じでただ乗りするお客さんもいるんだろーなー…
第2ターミナルでは結構人がのって座席は満席。数人立ち乗りがいました。
ハノイ高速バス86番の時刻表と所要時間
ハノイのバスには日本の様に正確な時刻表はありません。高速バス86番であれば15分程度の間隔で6:30〜23:30にきます。オペラハウス前までは大体1時間ぐらいです。道路が渋滞しているともっと時間がかかると思います。

何よりも一番驚くのは、高速道路に出たとたんにバスの運転手さんがクラクションを鳴らしまくっていた事!ハノイに3日間も滞在していると慣れるのですが、初めてだとかなり衝撃的です!
日本でクラクションを鳴らすときって結構デンジャーな時だけですが、ハノイではもう挨拶ぐらいの勢いでクラクション鳴らしまくります!怖いぐらいに鳴らします!ただこれはふつうらしいです。
それから4日間タクシーや市内のバスを使ったり、市内を散策している時に道路を通りましたがみんなものすごい勢いでクラクションを鳴らします。
たぶんクラクションにはそんなに深い意味はないんじゃないかと思います…。私も道路を横断中にぷっぷ、ぷっぷとかなり鳴らされて最初はすごくビビりました。
ハノイ高速バス86番では降りる場所をスタッフに教えておくと安心
外国人旅行客が多く利用する高速バス86番ではみんな自分の降りる場所をスタッフさんに聞いています。
私も便乗してスタッフさんに「オペラハウス!」と伝えました。スーツケースを預ける時に、降りたい場所を言っておくと、降りる手前の駅当たりで「you!next!」と私に手招きして教えてくれました。
ハノイの人は無表情な人が多いけど、めちゃくちゃ親切です!私以外にも、降りる駅がわからず自分の泊まるホテル名を言ってスタッフさんと一緒に地図を広げて確認しているバックパッカーのお兄さんもいました。
私以外に日本人は年配のご夫婦1組。数人がベトナム人でヨーロッパ人らしきお兄さんとアメリカっぽい女の子と韓国人らしい女の子4人がいました。
