ベトナム

ハノイ大教会でミサ体験!キリスト教徒じゃなくても大丈夫♥開放時間とその歴史

東南アジアでは唯一と言っていいほど、キリスト教徒が多く全人口の10%がカトリックのベトナム。

そんなベトナムクリスチャンの祈りの場所となっているのがハノイの観光スポットの1つであるセントジョセフ大教会です。観光客や地元の物売り・バイク・タクシーで四六時中にぎわう大教会は実はミサの時間しか内観を見る事ができません

。というわで、キリスト教徒でもない私がベトナム・ハノイでミサ体験をしてきました♪クリスチャンじゃなくても、地元民じゃなくても楽しめるハノイ随一の観光名所セントジョセフ大教会でのミサ体験と祈りの中で感じた20代OLが感じた宗教の本質についてレポートします!

フランス植民地時代からの贈り物、セントジョセフ大教会

ホアンキアム湖から徒歩で10分もしない場所に誇らしげに鎮座しているのが、ハノイのクリスチャン文化を支えるハノイ大教会事、セントジョセフ大教会です。

1882年にフランス軍に占領されました。その年に建設が始められ1888年に完成以降、120年以上にわたりハノイの人々の祈りを支えてきた大教会はその歴史的価値はもちろんの事、周辺をに広がるおしゃれなお店やカフェが観光客を魅了しています。

ハノイ市内で一番の賑わいを見せる場所と言っても過言でないほど人・タクシー・バイク・スリであふれかえっています。大教会を見がてら周辺のおしゃれなお店を散策するのも楽しいですよ♪

大教会は外観だけを見ても十分に楽しめるのですが、内観を見学したいのであればミサの行われる時間に行かなければいけません。
ミサは平日・土曜日であれば2回、日曜日は6回なので時間をチェックしてから出かけてみてくださいね♪

住所 40 Nhà Chung, Hàng Trống, Hoàn Kiếm, Hà Nội,
電話番号 ̣04-3828-5967
ミサの時間 門の開閉時間: 5:00〜12:00 / 14:00〜19:30
ミサ:
平日5:30 /18:15
土曜日 5:30 /18:00
日曜日5:00 /7:00 /9:00 /11:00/16:00 /18:00

クリスチャンじゃなくても大丈夫!ハノイでミサ体験!

金曜日の18:15分のミサに参加してきました!

司教様の様に偉い人が来てお話をするのかと思いきや、地元のクリスチャンたちが集まって祈りをささげる厳かながらローカルな雰囲気の流れる時間でした。

18:00頃大教会前にタクシーでついて、とりあえず教会の外観を楽しみます。

人が本当に多い!そして大教会の周辺はジブリのような、旧市街のカオスな景色が広がります。

観光の中心でもある大教会の周りには若いデザイナーの構えるおしゃれなお店や、伝統的な雑貨が所せましと並んでいて散策するのもとても楽しいです!

教会正面から入ろうとして一度追い返された私は、とりあえず一度大教会周辺を散策する事に!夕食時だったからか地元の人だ路上で食事をとっていたり観光客がバインミーの露店の前に群がっていたりハノイらしい風景を楽しむ事ができます。

18:15からミサがあると知っていた私は、改めて大教会にアタックする事に。

正面からは入れないとわかっていたので周辺をうろうろしていると、左側の入り口が空いていて人がそこから中に入っていく姿が見えました。お!ここか!と私も便乗して中に入る事に成功♥

どうやら正面からは入場できないらしく、入口は正面左にあるゲートを抜けてちょっと進んだところにある数段の階段を上ったドアのみらしいです。わかりずらい!正面の扉の前で開くのを待っている観光客が結構いたので、気を付けて下さいね!

中に入ると鐘の音と共に数人のおばちゃん立ちがミサをしていました。オペラの様に美声とは行きませんが、教会の吹き抜ける天井に吸い込まれるようにおばちゃんたちの歌声が響き渡る何とも神秘的な空気館です。

私の他にも数人の観光客がいました。歌声にしばし耳を傾け、静かに教会内を見学します。東南アジアの国とは思えないようなしっかりとした美しいステンドグラスと装飾は本当に素晴らしいです。

元々は、侵略してきた文化の違うフランスが作った大教会。建設当時や作られて間もない時、ハノイの人たちはどんな思いでいたのだろうとふと頭をよぎります。

ベトナムは本当にたくさんの国から侵略され、植民地にされ、そして革命をし自由を勝ち取った国。そんな歴史を持つ国でありながら、侵略してきた国の文化さえも自分たちの文化として取り入れオリジナルに変えるエネルギーは本当に素敵です。

ハノイの人たちの外見はちょっと不愛想だけどすごく親切な人柄も、辛い歴史を経験しながらも乗り越えてしっかりと自分たちで自由を勝ち取った経験から作られたのかもしれません。

そして、外ではキリスト教徒じゃないのかしら?と思われる欧米人が楽し気に写真撮影をしています。その一方で、もともとは別の文化を持っていたベトナムの人たちが真剣に祈りをささげているのは、なんだか滑稽にも見えてしまいました。

東南アジアの国は、バリ島もタイもそうでしたがとても熱心にお祈りする人が多く、どの宗教にも関わらず祈りが暮らしの中に根付いている印象を受けます。

祈りは心を穏やかにし、生きる事を健やかにすること。東南アジアの国を旅すると、宗教の持つ本当の意味を感じられる気がします。

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ライター、デザイナー、ディレクター
中嶋といろ
旅に関わるクリエイティブを作る人。 旅するために25歳までフリーター。その後、正社員になるも旅ができないことにストレスを感じプチ鬱。好きなことだけして生きることを決め、トラベルライター、Webデザイナー・ディレクターに。お仕事のご依頼はメールにてお願いします。